職務経歴書の作成で、最も筆が止まってしまうのが「自己PR」の欄ではないでしょうか。
「リーダー経験もないし、認定看護師のような特別な資格も持っていない…」 「私には、アピールできる実績なんて何もない」 そんなふうに悩み、自信を持てずにいる方も少なくありません。
でも、どうぞ安心してください。 採用担当者が求めているのは、必ずしも「華々しい功績」や「誰もが驚くようなリーダーシップ」だけではありません。むしろ、毎日の業務をミスなく確実に遂行できる「堅実さ」や、チームに自然と溶け込める「人柄」こそが、現場で最も必要とされている強みなのです。
もし自分の強みが見つからないと思ったら、当たり前に行っている日常業務を「分解」し、別の言葉に「変換」してみる作業がおすすめです。 たとえば、「患者さんの話をよく聞いていた」という経験。 これは単なるお喋りではありません。「傾聴力」や「患者さんの隠れたニーズを引き出す信頼構築力」と言い換えられます。
また、「多忙な急性期病棟で、インシデントなく業務をこなした」という事実。 これは、「正確な状況判断力」や「徹底した安全管理能力」、そして「マルチタスクをこなす処理能力」という、看護師として非常に重要な専門スキルになります。
さらに、周囲との関わりにも目を向けてみましょう。 「医師や薬剤師とスムーズに連携できた」なら「多職種との調整力」がありますし、「後輩の相談に乗ることが多かった」なら「面倒見の良さ」や「後輩育成への適性」があると言えます。
決して派手な成果でなくても、「笑顔を絶やさないことで病棟の雰囲気を明るくした」「備品の配置を工夫して動線を改善した」といった小さな工夫こそが、あなたの仕事への誠実さを伝えます。
自信を持って、あなたの「いつもの看護」を魅力的な言葉に変えてみてください。 あなたという看護師の価値は、これまでの日々の積み重ねの中に必ず存在していますよ。